2025年度、第五期インテンシブコース修了生から寄せられた体験談を紹介します。
|「声を愛しむ」ということの本当の意味|
義樹さんの「声のレッスン」に出会えたことは、私にとって、自分のいのちを深く味わい慈しむ時間を、自分自身にプレゼントしたような、かけがえのない時間だったと振り返ってます。
もともと、内なる想いや感情を言葉にして伝えることが苦手だった私。けれどこの半年間、仲間たちとともに、まるで子どものような無邪気な気持ちで自分のありのままを見つめ、私という存在の根源へと還るような時間を過ごすことができました。
私事になりますが、少しさかのぼること2023年3月。初めてインドを訪れ、そこで出会った“音”や“祈り”のバイブレーションに触れ、私の中の純粋な部分がそっと呼び覚まされた感覚がありました。その心の震えをずっと大切にしていた私は、日常の中でも「音を奏でる」ような生き方をしたい、自分の内にあるこの振動に触れたいと感じてました。
そう思っていた頃に出会ったのが、インドのキルタンの祈りを伝える義樹さんでした。またその頃ちょうど「声のレッスン・インテンシブコース」の募集を目にし、“あ、私には《声》があったんだ”とハッとした瞬間、 「自分の声をひらいて表現する」旅を始めたいという気持ちが生まれました。まさにあの時、内なる直感に導かれるように、迷わず参加を決めたことを今でも不思議に思い出します。
実は私は長年、声を出すこと、つまり自分を表現することに苦手意識がありました。歌うことも得意ではなく、話す時に喉がつまるような感覚がずっとありました。でもその奥には“本当はもっと自由に、歓びや賛美を表現したかったんだ、私!”という、幼い頃からの純粋な想いが眠っていたのです。レッスンの中でそのことに気づいた時、胸の奥から込み上げるような震えがありました。それはまるで、自分の中のいのちの歓喜にようやく触れた瞬間のようで「これまでのこと、すべてがゆるされている」と感じたのを今でも覚えています。
声のレッスン「Intensive(集中的な)コース」という名のとおり、この講座では声と呼吸を深く学び、そして「自分の声」を丁寧に見つめていく時間が重ねられました。それぞれの唯一無二の声をとおして自分自身と向き合い、私たち一人ひとりが祝福された存在であるということ・・そのことを毎回、言葉にならずとも体感することができました。
毎回の課題で「自分のことを話す時間」があるのですが、最初の方で抵抗のあったその時間も、回を重ねるごとに分かち合うことに慣れ、自分の声をだんだん好きになっていくことができたことは、「話す」課題の習慣化での賜物でした。そして、私の中のインドと日本、また生まれた時の環境にあったクリスチャンとしての祈り・・それらが「声」をとおして一つに溶け合っていくような感覚があり、「あなたの本当の人生を、自分自身が受けとめて信頼して進んでいいんだよ」と、大いなるいのちからの優しい招きに触れた気がしました。
私にとってこの講座は、声と呼吸をとおして「自分の内なる声」と向き合い、本質へと還るような時間でした。自分の深いところに降りていき、呼吸を感じ、そこからまた大切な人に声を届けるように言葉を紡ぐということ。それは単なる発声ではなく「存在そのものを響かせる」時間・・一人ひとりのいのちの鼓動が響き合い、ともにある世界が少しずつ柔らかくなっていく・・そんな瞬間を仲間の皆と共有できた大切な時間となりました。自分の深いところに触れ、ありのままに感じたことを恐れを持たずに伝えることは少し勇気のいることですが、世界を変えていく最初の一歩は、内なる声に耳を済まし、言葉にしていくことから始まるのだと感じました。
義樹さんの「声のレッスン」は、知識や声の出し方の基礎もたくさん紐解くように伝授下さり勿体無いくらいの学びの時間でしたが、何よりも私にとっては、日常をていねいに心をこめて生きるための「祈りの道場」のようでした。純度の高い専門的な世界を大切に伝えてくださるその姿から、「声を愛しむ」ということの本当の意味を教えていただき、私の今の生活での大きな指針となっています。
この半年間を通して、私はようやく「自分の声」と仲直りできた気がしています。
自分のいのちの音に耳を澄まし、声のトーン、声量、話すスピードなどを自分で感じながら、ありのままの響きを愛おしむこと。そこからまた、誰かの心にやさしく届く音が生まれていく・・「私の声は特別な宝物」・・その事実を受け入れ自分の声を日々味わいながら、これからも大切に心を込めて言葉を紡いでいきたいと思います。
東京クラス
中村 真理
|新しい私の声に出会う|
レッスンに参加するのは、今年で3回目です。毎年、自分の声の幅や可能性が広がっていくのを感じています。「私の声って、こんなに響くんだ!」と嬉しくなって、子どもの頃の私に教えてあげたくなる瞬間もあります。
それと同時に、「人の言葉をちゃんと受け取り、つながりたい」という気持ちも年々強くなっています。
話すことが苦手で、怖いと感じていた頃と比べると、自分の内側に起きている変化に気づくことが増えました。
私はオンラインクラスを受講していますが、画面越しに出会う仲間の皆さんの存在に、たくさん助けられました。それぞれ向き合っているテーマや目標は違っていても、純粋な声と向き合う時間の中で、何度も気づきをもらい、励まされました。
日々の生活では、つい本音を置き去りにしたまま、言葉だけが先に出てしまうことがあります。でもこのレッスンでは、「どんな声で、どんな思いを伝えたいのか?」という問いに、丁寧に向き合えるようになったと感じています。
今回、新たに見えてきた私の目標は、安心して話せて、伝え合える場、受け取り合える場を、自分の声でつくっていくこと。これまでの練習や、自分との対話を糧に、思い描いてきた理想の世界を、少しずつ形にしていきます。
オンラインクラス
えみゆうこ
鍼灸師
|想いが、声にのって周りへと響いてゆく|
「声のレッスンでは何を学んでいるの?」
この半年間、このシンプルな問いをいただくことが幾度となくありましたが
とても一言では答えられませんでした。
終了した今、こうして感想を書こうとしても、表現しきれないのです。
ボイストレーニングでもない
指導者養成でもない
セラピーでもない
でも、そのどれでもあって、そして、そのすべて以上のもの。
幅広く、奥の深い学びと気づきに溢れた半年間でした。
解剖学的な知識、技術的な声の出し方、継続的な練習…
それを通して明らかに自分の声が変わったのはもちろんですが
一番の変化は、その経験を通して受け取ることのできた深い安心感でした。
わたしが自分の声を通して周りに伝えたいと想っていたことは、実はわたしが自分に許してあげたかったことや伝えてあげたかったことだった…と向き合うことができ、その、ずっと後回しにしていたような、見ようとしていなかった自分のうちなる声を掬う体験をしました。
そこから、わたし自身がわたしの望む世界となり、あり続けれてばよいのだな、と再確認でき、安心できる自分へと向かえたように想います。
そしてその想いが、声にのって周りへと響いてゆくということも味わえました。
あわせて、本コースで出逢い、この体験や想いを分かち合えた素敵な仲間たちとのご縁も宝物です。
美しい半年間をどうもありがとうございました。
東京クラス
AYA
ヨガ講師
|本当の自分に一歩近づくことができました|
半年間の講座とフォローアップクラス、ありがとうございました。
アーカイブで皆さんの声を聞き、半年前との違いをはっきりと感じました。
この半年間は、自分の声と内側に深く向き合う時間になりました。
義樹さんの話される言葉は、心に真っ直ぐに届いてきて、自分の思いを言葉にするとは、どういうことかを毎回丁寧に見せていただきました。
自分の声が嫌いという奥には、もっとちゃんと話せるはず、よく見せたいというエゴがあり、緊張を増して、うまく声が出なくなっていたことにも気づきました。また、深い悲しみが心の奥をのぞくことを拒んでることにも気づきました。
半年間、義樹さんの穏やかなのにエネルギー満ち溢れるご指導で、見たくない自分にも向き合うことができ、本当の自分に一歩近づくことができました。ブラックな自分も受け入れることができて、物事に動じにくくなってきています。
そして、心の詰まりとともに、声の詰まりも少しずつ取れてきています。
息=自分の心を大切に生き(息)、自分の思いをそのまま自分の声にのせられるよう、ワークを続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。
この深く響く講座、たくさんの方に響いていきますね♪
東京クラス
ATSUKO
|本来の私に戻っていく|
自分自身の内側の光を思い出していく時をいただきました。
レッスンを受ける中で、少しずつ自分の心と身体と声を大切に想えるようになって、冷たく固くなっていたものが溶けていきました。
そして、今を大切に感じながら、未来を楽しみにできるようになっていきました。
本来の私に戻っていくようで、本当に嬉しかったです。
これからも自分の声を深めながら、
思い出させてもらったこのあたたかでやさしい光を響かせていきます。
オンラインクラス
RIEKO
|自分自身と向き合う事ができる時間|
この講座を受けて変わったことは、自分の中に違和感が生じた時、今まではそのままにしている事が多かったのですが、その違和感の原因を探り、そして対処する様になり、とても過ごし易くやりました。
それはきっと、自分の内側にある本来の自分の声を大切にすることができる様になってきたからなのではないかと思います。
そして、身近な人間関係も変わってきたと思います。
フォローアップクラスで他の受講生の方も話されていましたが、一瞬感情的になる事はあっても、自分の真ん中を思い出すと言葉だけで一人歩きしてしまうことが少なくなり、真ん中の自分から紡ぎ出して出てくる言葉が、きちんと思いが伝わる言葉として、表出するようになり、それが伝わっているのではないかと思ってます。
これからも、教わったプラクティスは継続していきたいですし、継続して変化していく事も楽しんでいきたい。そして、自分自身を大切にしながら、これからもっと周りの人も大切にしていきたいし、この世の全てを大切に思い、皆で幸せに過ごしていきたいと心の底から思う様になりました。
この講座は声のレッスンはもちろん、それだけではない自分自身と向き合う事ができる時間になります。半年間があっという間でおわります。皆さんにも体験してもらいたいです。
東京クラス
MIWA
ヨガインストラクター
|唯一無二|
あっという間に終わってしまった
私の癒やしと浄化の場であった声のインテンシブコース
高尾の浄福寺さんで
義樹さんや仲間に会うことが
毎月待ち遠しくなっていました
機能的なトレーニングだけではない
自分自身をみつめ
向き合う時間は
私の人生のターニングポイントとなる
有意義な時間でした
2年ほどいろいろとボイスレッスンを探していたのに
なかなか気持ちまで動かず
まるでこのクラスに出会うために
待っていたかのよう
私は時に言葉が暴走したり
自分自身と言葉の乖離を感じることがありましたが
いまは自分の内側から生まれ
一体感があります
このクラスを受けてから
私がワタシを好きになりました
いま私の周りに優しい時間が流れています
唯一無二のこのクラス
ぜひお勧めします
東京クラス
未来
|わたしの命の音と向き合うこと|
2025年1月から半年間の声のインテンシブコースを受講しました。
声について、こんなに考えたのは40歳後半まで生きてきて人生で初めてでした。
なぜなら声についてこんなに伝えてくれる人が、わたしの生活の中には今までいなかったから。
まず、「声について考える」その瞬間から僕たちの声は変化する。と最初におっしゃった義樹さんのその声と言葉は、講座を終了した今、とてもよくわかります。
本当にその通りで、わたしの声は変化しました。
そして人生も変わっていっています。
それは声として音になる、その前の内側の音が、
学ぶことによって、知ることによって変わっていったから。
声はいのちの音という意味も講座を終了する頃に腑に落ちてきます。
元々わたしは人前で話すのが苦手で、自己紹介さえも苦痛で早く終わらせたいと思う方でした。
それが今ではどんどん人前で声を発するチャレンジをしています。
今、過去のわたしが声に自信がなかったおかげで、ここに出会えたことを心より感謝しています。
単に発生の技術だけではないので、声についてこんなに学べる講座は他にはないと思います。
わたしの声も、あなたの声も、宇宙史上たったひとつの特別な宝物という事実を気づきにいってほしい。
声について苦手意識がある方は。ほんの少しえいやっ、という勇気は必要。
これが怖いなら、ほんとうはわたしが話を聞いて背中を押してあげたいくらいだけど、きっと大丈夫。
それを乗り越えた先のあなたに会いに行ってください。
両手を広げて、キラキラしたあなたが待っていて
よくやったね!挑戦してくれたね!ありがとう!ってハグしてくれると思います。
オンラインクラス
真理
|前より自分のことが好きになれた|
声を出すことがあまり好きでは無い私。
でもそれを克服できたら自分のことを
もっと好きになれると思った。
学びのクラスはいつも居心地が良かった。ありのままの自分でいられた。
仲間も同じような思いで学んでいると感じたから。皆が飛び抜けて初めからスピーチがスラスラ出来ていたら私は講座から逃げ出していただろう。
あるいは苦痛な学びの時間を過ごしていたかもしれない。
だが自分と同じように緊張していたり、自分を高めたい気持ちが伝わって来たので安心して居られた。
声に出さなくても伝わる仲間の支えがあったから実りのある学びとなった。
毎回義樹さんの声の教えは元より、よりよく生きるための教えや言葉が心に響いた。
受講後、自分を信頼し自分への声掛けが出来るようになった。
前より自分のことが好きになれた。
この講座を受けて本当に良かった。
東京クラス
幡野ちえ
ヨガインストラクター



